つぶやき

2025年12月27日15時開演フォレストリオ

年末ですがフォレストリオの演奏会をやります。モーツァルトとベートーヴェンとブラームス。全てC(ド)の音をベースにしている曲で、”Cの世界を味わう午後”と副題をつけました。いわゆるハ長調とハ短調の曲なわけですが、作曲家がどのような感覚を持ってこの調性を選んでいるのか、共通点や違いはどんなところにあるのか、改めて探りながらリハーサルをしています。

ベートーヴェンからはモーツァルトという存在への意識を感じますし、ブラームスはベートーヴェンを意識しているのだろうなぁ、と音楽史の繋がりを感じます。ハ長調やハ短調はピアノを習い始めるとまず最初にやる事になる基本的な音階でもあります。そこからこれほど豊かな音楽の音の連なりを紡ぎ出す事ができるなんて、本当に天才な方々だなといつも驚かされます。作品が何百年も世界中で楽しまれているなんて本当に素晴らしい事ですよね。凄いです。普遍の音楽の神様がいる場所を知っている方々。神様の使い。

そして今回はある意味、調性が同じだからこそ、音楽の他の要素の違いというものも明確に感じる事が出来ています。それはリズムであったり拍感の部分です。リハーサルでは”拍感”というものへの感覚の違いを特に深掘りする事ができました。作曲家3人とも、それぞれ似ている部分や全く違う部分があり興味深いです。拍の中で重みを感じる部分が違ったり。上へ伸び上がる感じの動きが合う人と、下へ踏みしめる感じ合う人がいたり。フレーズが長いのは似ているけども、重きを置く場所が違ったり。1音1音の音の中の密度の捉え方も違ってきて、例えば音の最後までしっかり重みがあるのか、それとも次の拍へ向けてスピード感が増すのか、などなど。作曲家も違いますが、奏者側にも拍感の捉え方にはそれぞれ違いがあって、お互いを注意深くよく聴くことでみんなそれぞれ気付きがあり学びが多いです。自分の癖も分かりますし、より幅広く対応できる奏者になりたいですね。気付いた事をしっかり自分の中へ染み込ませていきたいです。

フォレストリオは11年目。お互いの傾向はよく知っているけども、それぞれ少しずつ変化しているので、もっともっとアップデートしていきたいですね。それぞれの木をより充実させて、合わせる事でさらに深い森へと進化できるよう頑張っていきたいと思います。

12/27(土)15:00開演。大塚駅徒歩5分。音楽堂anoano。

ヴァイオリン 福崎雄也

チェロ 夏秋裕一

ピアノ 神野千恵

モーツァルト ピアノ三重奏曲 第5番 ハ長調 K.548

ベートーヴェン ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 op.1-3

ブラームス ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 op.101

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皆様も体調にお気を付けて!

それでは頑張っていきましょう〜🔥