つぶやき

第3位受賞おめでとうございます!!㊗️

先日5月25日(日)に台東区立旧東京音楽学校奏楽堂で開催された、令和7年度奏楽堂日本歌曲コンクールの作曲部門(第31回)で、私が演奏をさせていただいた廣澤芙々美(ふふみ)さんの作品 ”すきになる ということは ソプラノとチェロのための” が第3位を受賞されました♪

ソプラノは松岡多恵さん♪(写真左)。中央が廣澤さん♪

今回の作曲部門の応募曲数は54曲。予選では譜面のみで審査され、選ばれた6曲が本選で実際に演奏されます。全ての曲が初演です。

歌曲というと、いわゆるリート(Lied)の事を指しますので、ソロ(歌)とピアノでのデュオが王道の編成です。シューベルトやシューマンなどクラシック音楽の全先人達(と言っても過言では無いはず)の名曲が山の様にゴロゴロとあるわけですが、そんな中でも稀に王道編成ではない曲がありまして、私が過去に経験した曲ですと、ラヴェル作曲の”マダガスカル島民の歌”が、独唱とフルート、チェロ、ピアノの編成で面白かった記憶があります。それでもピアノは入っていました。それをふまえて、今回の本選作品を見てみて下さい!!笑 バスと打楽器…!?、バリトンとヴィオラ…!?、メゾソプラノとクラリネット…!?、そして、ソプラノとチェロ…!?現代の作曲家がいかにチャレンジをしているか…なんだか嬉しくなります。今を生きてるなぁ…🔥という感じ👍そして、優勝作品は王道編成というのも良い笑 やはりピアノって楽器は素晴らしいんですヨネ…!!個人的には打楽器に上を越されたのがめちゃくちゃ悔しいですが…!!もちろん作曲コンクールですので、作品が受賞したわけですが、やはり奏者としては責任を感じてしまいますね。優勝出来る作品だと思って取り組んでいましたので悔しさはありますが、でも第3位を受賞できて嬉しかったです。

廣澤さんの作品は、歌詞の詩の内容をいかに伝える事ができるかを工夫されていて、リハーサルで作曲者ご本人からも曲についてお話を沢山聞けて勉強になりましたし、ソプラノの松岡さんの譜面の読み込み方が素晴らしくこれまた沢山刺激をいただき、チェロ奏者目線からも記譜の印象を伝えたり、とても有意義な時間で楽しかったです。やはり、歌には敵わないな…と何度も思わされますネ。いや、チェロでも、歌いたい…!!

とはいえ、チェロの役目は歌うだけでも無く、効果音的な表現だったり、対位法的なバスの支えが役割だったり、アリアの通奏低音のようでもあったり、いわゆる王道編成でのピアノが担っている役割も必要だったりしますが、今回あえてこの編成で書かれた意図として、対等な2人、という形の重要さも感じました。なんといっても題名からして、”好きになる ということは” ですので。

今回受賞して嬉しいのは、7月19日(土)に入賞記念コンサートで再演できる事です。演奏は後日youtubeにも載せられるはずです。

令和7年度 奏楽堂日本歌曲コンクール入賞記念コンサート

7月19日(土)15:00開演 旧奏楽堂

3,000円(全自由席)

奏楽堂日本歌曲コンクール | 旧東京音楽学校奏楽堂
令和7年度奏楽堂日本歌曲コンクール 日本歌曲の普及と創造的発展を目指し、歌唱部門と作曲部門のコン

さらに深化した演奏ができるよう準備していきたいと思います。

本当におめでとうございます㊗️